トモイさんの家と中庭 トモイさんの家

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30代ご夫婦と
2人のお子さんの家

1階 30坪
2階 8坪
合計面積 38坪

↑1階LDK。家具、床、引き戸、キッチンカウンター、階段 …暮らしを支える様々な諸要素の「緩やかなまとまり」

↑1階キッチンから見る。リビング奥の小間(こま)や、さらにその奥の庭までもが見える。「視線の長距離性」をデザインした

↑2階ライブラリから1階を見る。キッチン上部の天井の一部にスリット上のシャドウ(影)が窺える。この部分に隠し照明を組み込んだ

↑1階リビング。写真左側の中庭面に大きな窓を集約。正面のキッチン上部のカーブした天井が「柔らかさな雰囲気」を醸し出す

↑LDKから中庭を介し、寝室を見る。互いの窓を開けると、声も届く。つかず離れずの距離

↑1階ダイニングの椅子に座り中庭を見る。例えば来客時などに、中庭奥の寝室のカーテンが閉められているとこのように見える

↑1階キッチンからは、リビング・リビング奥の小間(こま)・2階ライブラリを一同に眺め渡すことができる

↑キッチンとダイニングテーブルの間の空間。突き当たりの壁に小窓。この小窓の自然光によって階段の上り口はいつも少しほんのり明るい。小窓の位置を高くし過ぎないように設計配慮し、空間の重心を下げている=空間に「落ち着き感」を与えている

↑玄関の正面。玄関ホールも中庭に面する。写真左側がLDKゾーン、写真右側が寝室ゾーン。左右の両ゾーンをこのホールがブリッジ(橋渡し)している構成の家。

↑リビング。ソファスペースの背後に中庭があるレイアウトなので、ソファで本を読んでいるときなど、いつも自然光を得られる。

↑軒天井は無垢の杉材。外壁はガルバリウム。インテリアの色合いと連動した色合いとなっている。中庭のアオハダの樹。

↑1階寝室。中庭に面して大きな窓が連続する家。そんな連続窓の向こうにLDKが「離れ部屋であるかのように」レイアウトされている。

↑玄関と反対側の道路より見た外観。人の背丈ほどの板塀

↑板塀沿いには落葉樹木の並木。こういった樹木の並木は家と道路を感じ良く隔てる「気さくな緩衝役」

↑玄関側の外観。1階部分の屋根と2階部分の屋根の境目がない、一枚屋根が連続した2階建ての家。「大屋根」構成などとも言う。

↑玄関から室内へ入った部分。正面に中庭の椅子が点在している風景が見える。写真左にはパントリーにつづく「鏡の引き戸」。写真右には靴などが収納できる壁面収納。

↑1階ホール。LDKから見る。突き当たりの壁面収納を左に行くと寝室。右に行くと、洗面・トイレ・脱衣室〜浴室。写真右手前方向に玄関

↑キッチンカウンター&吊戸。吊り戸の下部の木の素材は引き手(開閉するときに指をかける部分)

↑食事中のキッチンの見え方

↑キッチンは、既製品のシステムキッチンを、無垢オーク材で造作した腰壁&対面カウンターで包み込み、「設備感を抑制」した佇まいを図った

↑暮らしの中のこういう何気ない見え方において、階段やキッチンといった造作が違和感をもたないようディティールを練り上げた。かつ、そんな方針を椅子やテーブルのコーディネートにも展開させ、「何気ない緩やかなまとまり」の形成を図っていった。

↑階段を登りながら、椅子やテーブルや床材や手すりが渾然一体となって「何気ない暮らしの場面」となる

↑2階ライブラリから1階を見る

↑2階ライブラリの手すり壁。この手すり壁沿いにパソコン机や収納物が並ぶが、それらが1階から見上げたときに目に入らないよう、テスリを兼ねた間仕切り腰壁を設計した

↑2階ライブラリは2つの子供室にアクセスする廊下を兼ねている。幅の広い廊下のような部屋(というかコーナー)である。

↑2つの子供室から2階ライブラリを見る

↑2階ライブラリの木の腰壁の向こうに、2つの子供室の出入り口。手前の白い線はダイニングテーブルのペンダントライト

↑1階ウォークインクローゼット。その出入り口には「鏡の引き戸」

↑1階ウォークインクローゼット。寝室の一角に位置し、洗濯物干しが一角にある庭へも出入りしやすい。実は、洗濯機も割と近い間取りになっている

↑1階寝室。写真左にウォークインクローゼット。正面奥に洗面台が見える

↑洗面台。鏡は収納扉。

↑洗面台の左手に脱衣室。脱衣室には洗濯機スペースとハンガーパイプコーナーも

↑洗面台横にトイレ。スイングドアでなく引き戸にしている

↑建築だけでなく、椅子・テーブル・ソファ等の選定も建築と連動的にサポートさせて頂いた