トモイさんの家と中庭 [天井の設計] 高低差と素材の組み合わせ

#トモイさんの家図鑑の
Instagramはこちら

 

↑1階LDKの間取り図。間取り図で見ると、一見、均質で平らな天井を思わせるが…

↑1階LDK。白い天井はキッチン上部から2階へ向けてカーブしながら上昇し始める。ダイニング上部は、高く開放的な勾配天井。他方で、写真手前のソファスペースの天井は、落ち着きある低めの天井であって素材は木(オーク無垢)。このように1階LDKは「多様な天井」のハーモニーから成り立っている。

↑1階リビング。リビングの天井高と小間の引き戸の高さが実は揃っている。なので、小間の出入り口には下がり壁(垂れ壁)が無い。広々とするし空間が明瞭に。

 

↑2階ライブラリの間取り図。下部の1階LDKとひと続きのスペース

↑2階子供室から2階ライブラリ越しに天井を見る。天井が1階キッチンから2階へとシームレスにつながってきている。この天井形状を成立させるために、実は屋根形状を連動して設計した。勾配屋根(屋外)と勾配天井(屋内)は切っても切り離せない関係にある

↑階段を上がりきった部分。1階から上がってきた勾配天井がそのままシームレスに2階の天井となる。だから、この家の2階はどこか「1階の屋根裏感」を持ち、その感覚がとても心地良い