043:トモイさんの家図鑑 [窓と柱]構造上は必要であっても、印象上は必ずしもそうではない場合は…

トモイさんの家図鑑の
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↑中庭に面した窓。構造上、サッシとサッシの間に柱が必要であった

↑寝室。実は、サッシとサッシの間に構造上必要な柱がある。この柱が目立つと「野暮ったい印象」になりかねない。かつ、これと関連し、連続窓の心地よいパノラマな印象をできるだけピュアに醸し出した方が良いであろうと設計判断した。そこで、柱が目立たないようなディティール(配色や窓枠の造作の仕方)で窓辺を構成した。それによって、4枚の窓ガラスに対し、たった1本の長いカーテンレールでカーテンを構成することも実現できた。構造柱という「垂直な存在」が過度に主張し過ぎないシンプルかつ大らかな窓辺となった

↑柱を物理的に取り払うことはできないが、柱の印象に気を配ることは大事であると考えた

↑このソファの背後のサッシとサッシの間にも、実は同様に白い柱が存在している。しかし、やはり柱を目立たなせないディティールを施している

 

構造上は必要なものであっても、印象上は必ずしもそうではない。といった相反性は、建築をつくる上では必ず登場するテーマ。例えば今回の場合のサッシとサッシの間の柱のように。そういったときにディティールをどう詰めていくか…という細部の設計のお話でした。